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ノーベル賞を受賞した山本伸弥教授 影で支えた妻と家族 [ニュース]


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ここから少し、以前の私の記事の抜粋でおさらいをしよう


ノーベル賞生理学医学賞の発表が行われ、『iPS細胞の研究の権威である山本伸弥教授』がノーベル賞生理学・医学賞を、見事受賞した

iPSはマスコミなどでは万能細胞などとも呼ばれているが、『京都大学のホームページにあるiPS細胞研究基金』には、iPS細胞(人工多能性幹細胞)と書かれているため、おそらく学術的にはこちらが正しい呼称だと思われる。
ちなみに、そのホームページへのURLはこちらである → http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/news_data/h/h1/news7/2009/090522_2.htm

>ここまでは、以前の私の記事の抜粋である


iPS細胞は、その性質から万能細胞とも呼ばれているが、再生治療の発展に大きく貢献することが期待される細胞である
その研究の権威である山中教授は、当初は『じゃまなか』とまで呼ばれ、手術医としての道は諦めざるを得なかった
そこからの道も、決して平坦とはいいがたいものだっただろう。研究医として歩み始め、着手したiPS細胞についても、当初から期待されていたわけでは決してない
なにせ、当初は京都大学の生徒を説得して、研究に協力をしてもらわなければならなかったのである。
しかし、無理もないだろう。京都大学自体にも魅力のある研究は他にもある。当時有力とされていた研究以外の、将来性が分からないものを手伝ってくれといわれて、そうすぐに来てくれる生徒がどれくらいいたのか?
ちなみに、彼自身が一番大変だったと語っているのが、この『研究に協力してくれる生徒を集めること』だった。
それを影で支えてきたのは、彼の妻とその家族であることは、疑いがないだろう

では、その妻や家族は具体的に何をしている人なのだろうか?
妻である山中知佳さんは皮膚科医で現在は50歳である当時は薄給だった山中教授に代わって家計をささえていたのは、医師である妻の山中知佳さんであるのは間違いがないことである。
彼女の支えがなければ、おそらく山中教授はiPS細胞に関する研究を続けることは難しかっただろう。家計を支えられなければ、家計を支えるためにそうそうに目が出そうな分野に鞍替えする必要もあったであろうからだ

また、山中教授は家族とのコミュニケーションもよく行っているそうである
妻や子供との短いふれあいが、彼の心にとって支えになっていた点も重要である。
そうそうに目が出そうにない研究を続けるために必要なのは、根気であり、使命感である。
それを支えたのが、家族の存在であった点は、無視できない要素であろう
ノーベル賞の受賞を、影で支えていた妻や家族のことについても、忘れてはならない要素だ


また、余談ではあるが、10月11日未明に『アメリカの方で日本人医師がiPS細胞を使った治療に成功した』
患者自身が他に治療の余地がなかったため、まだリスクがあるのを承知でiPS細胞を使った治療に踏み切ったようだ
その手法は、実は山中教授が研究している方法とはちがう手法であるらしいが、iPS細胞の可能性を感じさせる出来事ではある
日本ではあまり考えられないが、それは日本では責任をとるのを回避したいという気持ちがより強いからだろう
患者自身がリスクを承知し、かつそれ以外に手段がないのであれば、新しい治療に踏み切ることに躊躇する方も問題ではないだろうか

医者の本質とは、患者の命を救うことに最善を尽くすことである。最善を尽くして失敗したのなら、それは受け入れるほかにないのではないか?
もしかしたら救えるかもしれない手段がありながら、それによってリスクを背負えないから手術しない
それのどこが、最善を尽くすことだというのか?
日本の医学の姿勢についても、少し考えさせられる出来事であると思う
 
 


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