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人生は人間万事塞翁が馬、という故事成語やことわざがありますが [雑学]


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これは現在ノーベル生理学医学賞を受賞したiPS細胞の研究の権威である山中伸弥教授に相応しい言葉と言えよう
合わせて、山中教授の妻子であられる皮膚科医の山中知佳さんにも、同様のことがいえるであろう

なにせ、山中教授がiPS細胞を研究するきっかけとして最も大きかった要因とは、実は山中教授が手術が苦手だったことだからである
おかげで、当時『じゃまなか』とまで呼ばれて手術中は邪魔者扱いされた山中教授は、手術医としての道を諦めざるを得なかった。
この時点では、山中教授に起こった出来事は間違いなく不幸なことに思える

ところで、人間万事塞翁が馬の故事成語の意味は皆さんご存じだろうか? 詳細は省かせていただくが、この言葉はその時点では不幸と思えた出来事が、結果的に幸運に転じることがあるということを指す。つまり、人生は何が不幸でなにが幸運かはそうそう分からないということだ

とにもかくにも、手術医としての道を諦めざるを得なかった山中教授であったが、医学の道を諦めることはなかった
これが、iPS細胞研究の権威の誕生のきっかけである。つまりは、手術医を山中教授が諦めなければならなかったことがなければ、現時点でiPS細胞の研究がここまで進むことはなかったかもしれない
山中教授自身も、おそらくノーベル賞生理学医学賞を受賞することはなかったであろう
これを一言でいうならば、やはり『人間万事塞翁が馬』である。

これは、研究の今後の展開次第では、『人類全体にとっても人間万事塞翁が馬』といえる出来事にまで発展するかもしれない
iPS細胞に関する研究については、別の日に記事で多少書いたものの、使い方次第では医療というものを根本的に作りかえる、コペルニクス的転換の機会にまで発展するかもしれないのだ

やはり、iPS細胞の将来性の高さについては疑いようがないものがあるので、今後の研究の進展についても期待したいものである
それが、人類全体の恩恵となる日についても、そう遠くはないことなのかもしれないから……

ただし、本人に面と向かって、手術が下手で『じゃまなか』とまで呼ばれてよかったですね、などといったデリカシーのない発言はしないようにしたいものである
本人はノーベル生理学物理学賞をとった現在になっても、当時の苦い記憶を持っていないとも限らないのだから……
 
 



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